二酸化炭素の性質
二酸化炭素は大気中に約0.0418%(2022年世界平均)含まれており、空気より重く水に溶けやすい性質があります。それらの性質を観察してみましょう。
・性質その1:二酸化炭素は水に溶けやすい (蓋付きアルミ缶が音を立ててつぶれる)
<用意するもの>
二酸化炭素ガス(ゴミ袋に砕いたドライアイスを入れ10分ほど放置してガス状にしたもの)、蓋付きアルミ缶、スポイト、バケツ
<実験のやり方>
- 蓋付きアルミ缶に一度沸騰させた水を、全体の2/3程度になるまで注入します。
- 二酸化炭素ガスを缶の中に注ぎ、しっかりと蓋を閉めます。
- 缶を振ると二酸化炭素ガスが水に溶けるため、缶がへこみます。
・性質その2:二酸化炭素は空気より重い (静止するシャボン玉、天秤が傾く)
<用意するもの>
二酸化炭素ガス、透明な水槽
<実験のやり方>
- 透明な水槽に二酸化炭素ガスを注ぎ満たします。
- シャボン玉を水槽の外で作る。シャボン玉は床に落ち割れてしまいます。
- シャボン玉を水槽の中に作る。シャボン玉は二酸化炭素ガス相の上に浮き、水槽の底に落ちず宙に浮いた状態となります。